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  • いばらぎあつし

【議事録】健康寿命の延伸について 20年12月16日

最後に,健康寿命の延伸について御質問させていただきます。
 議長より,資料の提出,モニターの使用も許可いただいておりますので,事務局の方,モニターをよろしくお願いいたします。(資料モニター表示)
 こちらで線虫がん検診を採用してみてはどうかという質問の次第なんですけれども,まず線虫がん検診とは何かというのをお伝えできればと思います。
 線虫というのは,小さい虫でございまして,犬の1.5倍の嗅覚を持っていると。その線虫が人間のがん患者の尿に含まれている独特の臭いを嗅ぎ分ける研究が進んでいるみたいです。その線虫を使ってがんのスクリーニング検査をやっているという情報を得ました。
 私もこのエヌノーズの研究,つい最近知りましたが,別に私がここで働いていたわけではございませんので,あらかじめ断っておきます。
 コスモステレビを御覧の皆様には,このモニターの映像が見えてないそうですので,この場で簡単に説明させていただきます。
 まず,この線虫がん検診の特徴で言えば,簡単という特徴がございます。先ほど尿の臭いを嗅ぎ分けるという話がありましたが,つまり健康診断で行われる尿検査のついでにこの検査ができるという特徴がございます。
 次に,安い。こちら補助もなく9,800円という価格になっているそうでございます。
 あと精度が高い。感度は86.3%という数字が研究結果で出ております。
 また,早期発見が可能と。ステージ0やステージ1の早期がんも検知することが可能でございます。
 この後,対象のがん検診の資料も提示しますが,発見が難しい膵臓がんにも有効との研究が出ております。
 次に,苦痛がない。僅か1滴の尿で検査ができるので,バリウムを飲む必要もないし,体の痛みが全くないというのも一つの特徴でございます。
 さらに,全身網羅的と。1度の検査で全身のがんのリスクを調べることができるとされております。
 事務局の方,次の資料をお願いできますか。(資料モニター表示)
 こちらの資料の左側の青いところをズームアップしていただければ助かります。
 多少見にくいですが,現在15種類のがんの種類が可能性として反応することが分かっております。例えば胃,大腸,肺,乳,膵臓,肝臓,前立腺,子宮,食道,胆のう,胆管,腎,膀胱,卵巣,口腔,咽頭の15種類のがんをこの尿検査のついでに調べることができるそうでございます。
 事務局の方,ありがとうございました。
 それでは,質問に入りたいと思います。
 さきの敬老の日に厚生労働省が公表した100歳以上の高齢者の数が初めて8万人を超えたそうです。少子高齢化が言われて久しいこの日本で,高齢化・長寿命化が当たり前の時代が来ようとしております。それ自体は喜ばしいことですが,しかし長生きできればそれだけでいいという問題ではございません。
 健康寿命とは,心身ともに自立し,健康的に生活できる期間と定義されております。少し古い資料になりますが,2013年時点で愛媛県男性が8.36歳,女性で12.71歳と,平均寿命との差が生まれております。つまり平均で10年前後,金銭的にも肉体的にも厳しい期間が訪れる可能性があるということです。
 日本人の死因上位3つは,がん,心筋梗塞,脳卒中です。その中でも,先ほど提示しましたがんに対して対策を考えていきたいと思っております。
 がんにならないためには,食生活や生活習慣など気をつける要素は多々あると思います。しかし,かかってしまったときの早期発見,早期治療も大切な要素でございます。そのためのがん検診についてお聞きいたします。
 本市のがん検診の受診率及び他市との比較についてお聞かせください。

○吉田善三郎議長 篠原 実市長。

◎篠原実市長 ただいまの質問に対して私のほうから答弁申し上げておきます。
 本市のがん検診受診率及び他市との比較についてであります。
 厚生労働省が策定したがん予防重点教育及びがん検診実施のための指針に定める検診の平成30年度実績を申し上げますと,胃がん検診の受診率が8.3%,大腸がんが9.7%,肺がんが7.4%,女性特有の乳がんが13.7%,子宮頸がんが11.6%。
 これらのうち,県内市町村別の順位は,最も高い胃がん及び子宮頸がんで17位,最も低いのは大腸がんで19位となっております。
 本市では,受診勧奨はがきの送付や電話等でのコール・リコールに加え,国の補助制度により女性特有のがん検診対象者には無料クーポン券を配付するなど,受診率向上を目指して継続的に取り組んでおりますが,低い数値を何とかして上へ上げていかんがと思っておりますので,よろしくお願い申し上げます。

○吉田善三郎議長 茨木淳志議員。

◆茨木淳志議員 ありがとうございます。
 他市に比べても低いようでございますが,まず受けてもらうためにいろいろ御努力,御尽力いただいていることが分かりました。
 次に,集団検診における自己負担額及び市の補助金額をお聞かせいただければと思います。

○吉田善三郎議長 守谷 忠保健推進課長。

◎守谷忠保健推進課長 集団検診における自己負担額及び補助金額についてお答えいたします。
 まず,先ほど市長から受診率をお答えいたしました厚生労働省の指針で定める5つのがん検診については,自己負担を検診費用の2割から3割程度に設定しております。
 例えば,胃がん検診の場合では,検診費用5,500円のうち,市の負担が4,300円,差額の1,200円が自己負担となります。
 一方,それ以外の検診については,自己負担割合がやや高めになっており,前立腺がん検診で申しますと,2,200円のうち2,100円が自己負担となっております。
 また,受診率向上のため,申込受付の際には,同日に複数受検することを推奨しておりまして,仮に50歳代以上の女性が特定健診と指針に定める5つのがん検診をセットで受けた場合には,検診費用約2万7,000円に対して,自己負担は5,100円となります。

○吉田善三郎議長 茨木淳志議員。

◆茨木淳志議員 ありがとうございました。
 自己負担が5,100円ということですので,市の補助額が約2万2,000円になっているということが分かりました。
 受診率が低い理由に,受診に時間がかかる,また部位ごとに受ける必要があるので費用がかかるといった理由を上げられる方が多いようです。
 先ほど5つの部位を調べるセットを教えていただきましたが,そちらの部位を調べても,例えば6つ目,7つ目のがんにかかる可能性があるということです。この5,100円の自己負担をかけて市の補助2万2,000円をかけてもまだがんにかかる可能性があるということだと思います。
 先ほど私がモニターを使って説明しました線虫がん検診については,15種類のがんが分かると。さらに言えば,9,800円という安い値段で尿検査のついでに分かるという特徴がございます。
 そこで,本題ではございますが,線虫がん検診を採用してみてはいかがでしょうか,御所見をお聞かせください。

○吉田善三郎議長 大西賢治市民部長。

◎大西賢治市民部長 線虫がん検診を採用してはどうかという御提案についてお答えいたします。
 線虫によるがん検査は,この検査技術を有する事業者のホームページによりますと,議員の御説明にもありましたとおり,15種類のがんに対する罹患の可能性の判定が行えるものとされております。
 確かに先ほどの議員の御説明からも,一定のメリットが感じられる点はあるかと思います。
 しかしながら,線虫による検査はあくまでがんのリスクを評価するものとのことでございまして,そのホームページでも,この検査結果だけに基づき自己判断することは控え,医師に相談するようにとの説明も併せて掲載されているようです。
 この説明にございますように,御提案の線虫によるがん検査は,リスクチェックの範疇でございまして,今後のさらなる技術開発等の動向には注視してまいりたいと思いますが,当面はがんの早期発見,早期治療につなげるため,引き続き現行のがん検診の受診率向上に努めてまいりたいと考えております。よろしくお願いします。

○吉田善三郎議長 茨木淳志議員。

◆茨木淳志議員 ありがとうございました。
 先ほど大西部長も御答弁いただきましたが,大西部長も私も目的は一緒だと思います。市民の皆様が健康で長生きする,お子様やお孫様の成長をずっと見続けられる,そんなまちにしたいという思いは一緒だと思います。
 今までの現行をやめてこれに変えてほしいというお願いではございません。選択の種類を増やすために,こちらも同時に採用してみてはどうかという御提案でございます。再度御所見をお伺いいたします。

○吉田善三郎議長 大西賢治市民部長。

◎大西賢治市民部長 お答えいたします。
 併用での導入ではどうかという御提案かと思います。
 この線虫による検査につきましては,国の考え方もございますが,現段階での信頼性の確認が十分なのかどうかという部分があろうかと思います。
 ということで,国の方針等が示されてない現段階では,公費負担については難しいのではないかなと考えております。よろしくお願いします。

○吉田善三郎議長 茨木淳志議員。

◆茨木淳志議員 ありがとうございます。
 信頼性が十分ではないということでございますが,最近特殊詐欺が横行しておりますので,まずは信用しないというのもうなずけることだと思っております。私もホームページで見て,これだという安易な飛びつきではございませんが,特殊詐欺に引っかからないように慎重に行動いたします。
 現在,研究はさらに続いておりまして,先ほど早期発見が難しい膵臓がんの話ししましたけれども,これを特定する線虫を生み出そうとしているみたいです。今は検査をして引っかかっても何のがんにかかっているのか,ステージが何ぼなのか分からないままでございますが,その研究もさらに進み,まずは発見が難しい膵臓がんに特定を絞って研究し続けているそうでございます。状況が大きく変わることを願いながら全ての質問を終わりたいと思います。皆様,ありがとうございました。

○吉田善三郎議長 以上で茨木淳志議員の質問は終わりました。




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