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【議事録】デマンドタクシーの運用変更について 21年12月15日



続いて,2つ目の質問でございます。  2つ目は,デマンドタクシーについてでございます。  こちらも市内に住むある方からの御相談でございました。この市民からいただいた御要望から,デマンドタクシーの今後の姿勢を伺いながら,市民からの御要望が高いコミュニティバスの可能性を整理しながら質問していきたいと思います。  いただいた御要望は,免許返納をされた山間部に住まわれる御高齢の方で,デマンドタクシーを予約すると国道まで出てくるように言われると。僕も現場に行ったんですけれども,山あいの坂の急なところ,車で行けば国道まで出るのに2分ぐらいかかるくねくね道です。そういったところを歩いていかざるを得ない。足が悪くて病院に行くのに坂道を下って国道,この場合は降りたところに路線バスのバス停があるんですけれども,路線バスのバス停まで降りていくのが大変です。確かに,自宅までの道は狭いが,車が通れないわけではないんです。しょうがないことなんでしょうかといった内容でございました。  結果的に,このお話は,よくまちで見かける大きなマイクロバスみたいなタクシーですけれども,このジャンボタクシーが通行できないところは指定場所まで来てくださいというのが運行初期のルールだそうで,運行初期からの決まりがあるので,変更は難しいといったお答えでした。そこでさらに,私が,セダンタイプのデマンドタクシーがあるので,対応できる台数分は先着制でもいいので対応されてはどうでしょうかというお話をしたところ,他地域への拡大に対応できないので難しいという結論に至りました。  念のため断っておきますが,私はこの方の対応を1人ねじ込んでほしいという話ではなくて,運行のルール,それをかたくなに守る意味はどうなのかといった思いでございます。今後のデマンドタクシーの姿勢として,運用を柔軟に変えていく必要があるのではないでしょうか。つまり,ゼロ,100,やれるやれないという理由ではなくて,やれる方法があるなら10でも20でも歩み寄ってはいかがでしょうかというお願いでございます。  この後,コミュニティバスの話題にも触れますが,もちろんこの市民からの要望はコミュニティバスが導入されると解決する問題ではございませんが,コミュニティバスが例えば来年導入されるのであれば,ここでやいやい言う必要はないかと思います。しかし,コミュニティバスは課題が大きく,デマンドタクシーは今後も継続していくと,だからこそ市民要望に柔軟に対応していく必要が私はあると思います。  順序立ててお願いしていくとして,まずはデマンドタクシーの概要を整理しておきたいと思います。  まず,1つ目の質問,デマンドタクシーの目的と運行概要及び特徴について教えてください。

○井川剛議長 吉岡達也観光交通課長。

◎吉岡達也観光交通課長 お答えいたします。  デマンドタクシーは,駅やバス停から離れた公共交通の空白地域における住民の移動手段の確保を目的に,市内を走る幹線バス路線を補完する役割を担う公共交通として,平成22年度から運行しております。  運行概要につきましては,市と市内タクシー会社及び宇摩旅客自動車協同組合が運行事業の協定を結んで運行しており,川之江,三島,土居,三島嶺南の各エリア内において区域運行を行うとともに,新宮地域へは早朝夜間便を運行しており,年間およそ2万人に御利用いただいております。  なお,デマンドタクシーの運行に係る1年間の市の負担額につきましては,運行経費から料金収入等を差し引いたおよそ3,700万円でございます。  デマンドタクシーの特徴といたしましては,運行区域内での御利用であれば,大人400円,障がい者及び小学生以下は200円と比較的安い料金で利用することができ,乗降場所につきましても,運行車両が通行可能で待機可能な場所であれば,御自宅や御希望の目的地のすぐ近くまで送迎しており,安くて便利な乗り物と言えます。  一方で,御利用の際には,事前の利用登録と予約が必要であるとともに,乗り合いの乗り物であることから,予約状況によっては御希望の日時に利用できない場合もございます。  また,エリア外への利用には乗り継ぎが必要となることから,市といたしましては,バスや鉄道,民間タクシー等の既存の公共交通との使い分けを推奨しているところでございます。

○井川剛議長 茨木淳志議員。

茨木淳志議員 よく分かりました。この表を議長の許可を得て作成いたしました。先ほど課長の説明でも分かりやすかったんですけれども,せっかくコスモステレビを見られている方もいらっしゃると思いますので,こちらを用意しました。モニターに映すとコスモステレビでは見られないということでしたので,紙で説明させていただければと思います。A4ではちょっと小さ過ぎるということで,A3にしましたが,見えない方は僕の茨木淳志ユーチューブチャンネルで詳しく説明いたしますので,チャンネル登録者数30人という零細ですけれども,御登録いただければと思います。  ちょっと話がそれましたが,デマンドタクシー,メリットとデメリットというふうに大きく分けて,まず安価,400円あるいは200円で乗れると。乗降場所,これが後々キーワードになってくると思いますけれども,路線バスは停留所まで行かないといけないけれども,デマンドタクシーはドア・ツー・ドアのメリットがございます。さらに言えば,民間サービスとの補完性がいいというメリットもあるとお聞きしております。  また,よくある市民からの御要望で,デメリットのほうでもありますけれども,乗り継ぎがちょっと不便やと。三島から川之江へ行くのに一遍降りて400円をまた払わないかんと,それはどうにかならんのかという話があります。例えば400円のままデマンドタクシーが川之江地区まで行っちゃうと,今運行している,国道を通っている路線バスの意味がなくなってしまうと。つまり,民間サービスを圧迫してしまうといった問題がありまして,デマンドタクシーはあくまで補完するサービスだということだそうでございます。デマンドタクシーが一つの事業で一つのサービスという認識,誤解を抱いている方もいらっしゃいますけれども,民間サービスを補完するという意味合いが強いということだそうでございます。  デメリットでは,さらに,予約が必要。30分前の当日でも予約はできるみたいですけれども,予約が必要というデメリットとなっております。先ほど課長から説明されましたように,たくさん乗られる方がいらっしゃったら,万が一乗れない場合もあるというのがデメリットだそうでございます。  では,先ほども申し上げましたように,今回の問題はコミュニティバスでは解決できませんけれども,せっかくですのでこの時間をお借りして,コミュニティバスの課題に触れながらデマンドタクシーの今後について伺っていきたいと思います。  2つ目の質問,コミュニティバスの特徴と導入への課題について教えてください。

○井川剛議長 宮崎 修経済部長。

◎宮崎修経済部長 お答えいたします。  コミュニティバスにつきましては,デマンドタクシーと同様に,交通空白地域,不便地域の解消を図るため,民間路線バスが運行されていない地域において,路線バスの代わりとして市町村等が計画し運行するものであり,近隣では観音寺市や三豊市において運行されております。  特徴といたしましては,予約なしで利用することができ,時刻表どおりに市内を広域的に走らせることにより,乗り継ぎなくスムーズに最寄りのバス停まで乗車することができます。  また,近隣の例では,乗車料金を低く設定することで利用促進を図っているようであります。  当市へのコミュニティバス導入の課題でございますが,まず民間のバス路線と競合しない区域に限りコミュニティバスの運行が許可されますが,現在の民間バス路線以外の道路の幅員は狭く,バス車両の通行に適合しない場所がほとんどであり,競合しないルートを設定するのが難しいということでございます。  また,民間のバス路線から離れた地域は,デマンドタクシーが補完しており,市が関わる公共交通サービスが重複することとなります。  次に,運行に係る経費でありますが,現在,新居浜市と四国中央市をまたいで運行している民間のバス路線につきましては,国と県の補助対象となっていることから,路線バス運行に係る市の負担額は約2,700万円でありますが,例えば現在の民間バスと同じ路線,同じ便数で,近隣市のような低料金により市がコミュニティバスを運行する場合の年間の運行経費は約8,400万円となり,同様のサービスに3倍以上の費用負担が必要であるという試算もございます。  このほかにも,コミュニティバスは路線型の公共交通であることから,バス路線から離れた地域の方はバス停までの移動手段が必要となります。  このように,コミュニティバスの導入には様々な課題があることから,当面は国,県の補助がある民間バスを活用しながら,鉄道やバス路線から遠いエリアについてはデマンドタクシーが補完するという現在の公共交通サービスを維持することが肝要であると考えております。

○井川剛議長 茨木淳志議員。

茨木淳志議員 よく分かりました。  先ほどズーム機能があると知ったので,再度こちらで,デマンドタクシーとコミュニティバスのメリット,デメリットをまとめている資料を用意します。上側は,デマンドタクシー,先ほどの分です。コミュニティバスも,値段設定次第ですけれども,安価,安く行けるよと。さらに,デマンドのデメリットだった予約が不要と,あるいは乗り継ぎもまたいで行けるという特徴が考えられます。  さらに,デメリットでは,乗降場所,ドア・ツー・ドアのデマンドタクシーのメリットが,路線バス同様,例えば県道あるいは旧道を通るには道が狭過ぎるので,結局は国道に出てきてもらわないといけないといった乗降場所のデメリットがあると。さらには,路線バスの路線と大体同じようなルートになってしまうので,民間サービスへの悪影響が懸念されるといった内容だったと思います。  費用的にはどうかなといって取りまとめた資料がこちらにありまして,コミュニティバスは,先ほど部長から御答弁いただいたように,8,400万円でございます。デマンドタクシーは3,700万円の事業費ですけれども,路線バスの補助金も出しておりますので,路線バスの補助金が2,700万円,新宮で運行しております福祉バスを含めたら1,300万円,合計で7,700万円というのが現在のデマンドタクシーのトータルの金額になると思います。つまり,コミュニティバスが8,400万円でデマンドタクシーが7,700万円,その差が700万円程度。何だ,意外に少ないんじゃないと,だったらやれるんじゃないという話ですけれども,ここの米印,乗降場所が路線バスの停留所になりますので,課題ですけれども,バス停までの移動手段が必要と。例えば,バス停まで行く手段としてタクシーを使うとなれば,市民負担の増加が考えられますし,いや,コミュニティバスが運行しないならデマンドタクシーで路線バスの停留所まで行きますよということであれば,米印のところも,例えば3,700万円とはいかないでも,金額が発生して,1億円を超える事業になってしまうといった内容だということがよく分かりました。  コミュニティバスは,デマンドタクシーのデメリットを解決する反面,導入には大きな課題と大きな決断が必要ということが分かりました。  しかし,高齢者も年々増加し,公共交通への期待や重要度も高まっていることは間違いございません。いま一度,今回の御要望を整理しておきましょう。  まず,この方は,高齢で免許返納をされた方で,足が悪くて病院に通いたい。山間部にお住まいといった内容でございました。こちらに今年の5月に作成された四国中央市の地域公共交通計画という冊子がございますけれども,こちらに運行概要の目的として,公共交通の空白地域及び不便地域をはじめ,中山間地や郊外地域における高齢化の進行に伴い,住民の移動手段の確保を目的としておりますといって記載されております。つまり,高齢者の方あるいは山間部にお住まいの方の移動手段の確保が目的であれば,今回のこの方は特に当てはまるのではないでしょうか。デマンドタクシーの目的に照らし合わせて,こういう方こそドア・ツー・ドアのデマンドタクシーがあってよかったねと言ってもらわないといけないと僕は思います。  今後こういう御高齢の方は,運行当初は10年前ですけれども,それ以降,免許返納のお話もよく聞きます。また,御高齢の方あるいは山間部にお住まいの方の需要も高まってくると思います。先般のお答えでは,変更は難しいというお話でしたが,平成22年の規定を守り続けるのではなくて,現状の市民要望あるいはニーズの変化に変えていく柔軟性が必要ではないかと思います。  地域公共交通の特別委員会がございまして,私はほかの委員会に入っておりますので,発言権はないんですけれども,ずっと傍聴させていただいております。その委員会の話でも,コミュニティバスのテーマは取り上げられておりますけれども,結局大きなコミュニティバスかデマンドかという話よりは,こういった細かい住民の要望にいかに早く対応していくかということに力を注げばいいんじゃないかなという思いでございます。  幸い,先ほども申し上げましたように,川之江地区にはデマンドタクシー用にセダンタイプが2台ございます。その2台を先着順などの条件つきでも対応して,今後の利用客数の増加あるいは地域の拡大などの問題が起これば,その都度分析,改善を行いながら,デマンドタクシーの利便性あるいは快適性を高めていけばいいのではないでしょうか。  そこで,3つ目,最後の質問とさせていただきます。  繰り返しになりますが,デマンドタクシーの制度を柔軟に変えていく必要があるのではないでしょうか,教えてください。

○井川剛議長 高橋 誠副市長。

◎高橋誠副市長 デマンドタクシーの柔軟な対応についてお答えいたします。  先ほど茨木議員からコミュニティバスのウイークポイントが乗降場所であるということ,これは高齢者にとっては大変なデメリットであるという明晰な分析をいただき,デマンドタクシーは高齢者にとって大変利用価値のあるものだという評価をいただいたこと,大変感謝しております。  それで,デマンドタクシーですが,その主な利用目的は通院と買物でありまして,利用者の年齢は全体の4分の3以上を75歳の方が占めており,今後も超高齢化社会においては,高齢者の健康維持や生活に必要な移動手段として重要な役割を果たしていくものと思われます。  デマンドタクシーの運行につきましては,可能な限り自宅近くから目的地までのドア・ツー・ドアの送迎を行うことで,多くの利用者に御満足いただいており,特に鉄道やバス路線から離れた地域にお住まいの高齢者にとっては,なくてはならない移動手段となっております。  ドア・ツー・ドアの送迎が基本のデマンドタクシーではありますが,乗り合いの運行に対応するため,基本的には10人乗りの大きな車両が採用されていることから,車両の乗り入れや旋回ができないような場合には,近くの集合場所まで徒歩でお越しいただき,送迎を行っているところでございます。  しかしながら,議員御指摘のとおり,川之江エリアではセダンタイプの車両も採用しておりますので,今回の御要望の件につきましては,運行事業者等と協議した上で,年内をめどにできる範囲での運営を開始したいと考えております。  また,今後の高齢化の進展や運転免許証返納者の公共交通への期待や要望等を含め,市民の皆様の様々な御意見について,調査,分析を継続し,本市の公共交通網の維持と利便性のさらなる向上に努めてまいりたいと考えております。

○井川剛議長 茨木淳志議員。

茨木淳志議員 ありがとうございました。  年内に対応という前向きからさらに玉虫色を超えた御答弁,さすが副市長,感謝申し上げます。  先日,コミュニティバスが運行している観音寺市の市議会議員がこちらにデマンドタクシーの勉強に来て,その場所でもお話しさせてもらったんですけれども,コミュニティバスはいいように見えるけれども不都合もあって,お互いがお互いをいいように,隣の芝生は青い的な感じで見えているようでございます。そこで,話も出たんですけれども,例えば分析をするというときには,人海戦術で現状対応していると,一個一個拾って,これは何件だ,何千件だみたいな話になってしまうとのことでございます。職員が楽になることについて予算申請を上げにくいということもあるのかもしれませんが,分析はとても大切だと思っております。的確な分析を行えば的確な改善につながって,定期的にかつ簡単に精度高く分析を行っていけば,住民のニーズもかなえられていって,さらにはデマンドっていいねと,コミュニティバスなんか要らないよねといった声が広がってくるのではないかと思っております。  今回,御要望させていただいた件,12月中に対応するというお声,ありがとうございました。今後もそういったニーズに細かく柔軟に対応していっていただくことをお願いしながら,本日の質問は終了させていただきたいと思います。今日は皆さんありがとうございました。

○井川剛議長 以上で茨木淳志議員の質問は終わりました。

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